禁欲学園

「オナ禁」を「学び」に

禁欲財団法人オナ禁学園(2)

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4月、その男、亀頭モコみちは教室で禁欲哲学の授業を受けていた。

 

俺は2年A組の亀頭モコみちだ。この学園で生徒会長をやっている。この学園では、生徒会長を決める場合は、各学年のA組全ての生徒に立候補する権利があるんだ。だから、2年生の俺でも、生徒会長になれたわけだ。どうしてA組だけが立候補できるのかって?それはな、この学園はオナ禁の日数によってクラス分けされているからだ。A組はオナ禁日数100日を超えるスーパーエリートだ。だから授業のレベルも待遇も全然違う。生徒会のメンバーもみんなA組だ。ちなみに、俺は中学2年生の時からオナニーをしていない。「自分との約束は必ず守る」それが俺の禁欲道だ。おっと、先生に当てられそうな気がする、ちゃんと授業聞いてないといけないな。

 

そう言ってモコみちは前に立っている先生の方を見た。先生はちょうど教科書の例題を読み始めるところだった。

 

先生「ゆうた君はオナ禁14日目です。昨日、誘惑に負けてAVを見てしまいましたが、オナニーはしていません。しかし今日、そのAVが頭から離れず、もう一度見たいと思っています。さて、この時のゆうた君がオナ禁を続けるために、どのように行動したら良いでしょう。」

 

問題を読み上げると、生徒たちは自分の教科書を見て、黙々と考え始めた。先生は、モコみちの方を向いて、

「亀頭、どうだ?答えてみる?」

と言った。

するとモコみちはすっと立って、

「一度AVを見てしまうと、オナ禁の失敗率は高くなります。しかし、まだゆうた君はオナニーをしていない。まだやり直しのチャンスはあります。この後ゆうた君はAVが見れる端末から離れて、筋トレやジョギングをするべきです。全力で体を動かして、AVのことを忘れさせるのです。ムラムラもそれで抑えられます。」

も答えた。

 

「亀頭モコみち君、君はその場で考えたとは思えないような完璧な解答を言ってくれたね、、、先生として、君と授業ができるのが嬉しいよ、、、」

と言った。

モコみちは大袈裟だと思いながら「ありがとうございます」と言って座った。

 

その時、下の階で

ドン!

という、大きな音がした。

 

何人かの生徒が騒いでいる様子も感じられる。E組の方向だ。E組はこの学園の底辺と言ってもいい、オナ禁7日以下の生徒が集まるクラスだ。だから暴力やカンニングなどの問題も多い。また何かE組でトラブルがあったのだろうと推測し、モコみちは

「すみません。下の階で何かあったようです。現場確認のため、生徒会長権限を行使します。」と言って、教室を出て、下の会の階段を降りていった。

 

続く

 

亀太郎