「モテるとかじゃねーよ。お前みたいな見るからに弱そうなやつはこの学園じゃやっていけねーってことだよ。分かったらさっさとオナニーしろ。」
「学園に必要なのは頭っすよ。クレバーなボクなら、余裕っす!適正もAでしたよ〜」
モコみちには、そう言い争う2人の間にだんだん強くなりつつある稲妻を見た。このままでは暴力沙汰にもなりかねない。生徒会室でそんなことが起きたら、オナ禁学園始まって以来の不祥事であろう。ここはなんとか、生徒会長である俺が治めなければならない、と思った。
そこでモコみちは、
「分かったよオナマル。生徒会に入るっていう話、考えてやる。」
と言った。
オナマルは、
「ええ!本当ですか!嬉しいっす!!」
と喜んだ。
しかし、モコみちは続けて、
「ただし、今から行う勝負で勝ったらだ!」
と言った。
モコみちは考えたんだった。とりあえず私闘は避けたい。だが無条件で生徒会に入れるのも危険だ。そこで、勝負をさせて、負ければ生徒会は諦めてくれるだろう。と
「やっぱり、ただではいかないんすね、、」
オナマルをこの展開をある程度予想していたようだった。
「いいっすよ!モコさんと戦うのはちょっと怖いっすけど」オナマルは言った。
「いや、俺じゃない」モコみちはさらに続けた。
「オナマル。お前が戦うのは、そこにいる、錦ツバサだ。」モコみちはツバサを指した。
「なんで俺なの!?」
ツバサは言った。
続く
亀太郎