禁欲学園

「オナ禁」を「学び」に

禁欲財団法人オナ禁学園 第三話「取引」

~登場人物のおさらい~

鬼頭(きとう)モコみち・・・2年A組の生徒にして生徒会長

錦(にしき)ツバサ・・・2年A組の生徒にして副生徒会長

痼(しこり)オナマル・・・1年A組に入った転校生 転校後すぐに生徒会に入った

黒野クラゲ・・・2年A組の生徒であり、生徒会の研究員

 

第三話「取引」

 

「じ、実験ってなんすか、、、」

オナマルはいつもの気楽な表情が崩れ、明らかに怖がっていた。

「大丈夫だよ、だんだん痛くなくなるから」

クラゲはそう言って、オナマルを地下室に連れて行こうとする。

「それじゃあ結局痛いんじゃないっすか!いやっす~!」

オナマルは抵抗しながらも、ずるずると地下室へ運ばれていった。

 

「ふう、さて、今日の仕事は、、、と」

モコみちは生徒会長用のパソコンを立ち上げ、メールを確認した。

すると、一件のメールが目に飛び込んだ。

「今日も来客がくるようだな、、、こんどは誰だろうか」

モコみちが独り言をつぶやくと、その、「学長より」と書かれたメールの中身を確認した。

 

『学長より

本日放課後、来校者が参ります。応接室にてご対応をお願いします。

以下、来校者情報

来校者名 羽屋井 幾夫(はやい いくお)』

来校目的 生徒会長との打ち合わせ

 

よろしくお願いします。

学長 フジイ オナマロ』

 

そのメールを見た瞬間、モコみちは驚愕した。

羽屋井 幾夫という人物を、よく知っていたからだ。

 

羽屋井 幾夫とは、日本最大手のAVメーカー「アダルトキング」の会長であり、日本各地にAVを販売して巨額の富を所持しているのみならず、反AV勢力である禁欲財団法人やその管轄のオナ禁学園に対してメディアや各業界のコネを使って圧力をかけ続けていることで有名なのである。

 

モコみちは疑問に思った。

「なぜ、俺たちとは敵対している羽屋井がうちに来る?そもそも、打ち合わせだなんて聞いていないぞ。ともかく、俺に会って、ナニを話す気だ、、、」

 

モコみちは何となく嫌な予感がして、

「ツバサ、今日は俺だけで何とかなりそうだ。今日の放課後は帰ってくれ。他の生徒会メンバーにもそう言っておく。」

と伝えた。

ツバサは、

「え、ああ、そうか、分かった。」

と不思議そうにしていた。

 

続く

 

亀太郎